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TEL. 03-3501-6710

〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-16-4 アーバン虎ノ門ビル

財団の役割

設立の趣意

 世界経済に大きな影響を与えうるほどに成長した我が国経済において、製造業はその基盤として我が国経済の成長を支えてきました。中でも工作機械や産業機械を含む機械および機械工場は、その要として重要な役割を果たしています。これら機械および機械工場の発展のためには、自動化技術の進歩が極めて重要であり、その技術の一層の高度化が要請されています。
 産業構造の変革が進む中で、例えば切削加工の分野などに見られるように、より生産性が高く、かつ、より高精度、高速、高能率の制御が要求され、また、より高い知能と安全性を持った産業用ロボットも機械工場に導入されています。さらに近年は、数値制御装置とサーボモータおよび産業用ロボットを積極的に取り入れ、知能化された全自動電動式射出成形機も開発され、切削加工の分野だけでなく、非切削加工の分野までを含めた機械および機械工場の自動化が進展しています。
 これらの要求を満たすために電子、情報通信、センサなどの技術を総合的に結合する技術、また人工知能等を基盤とした最新の制御理論の適用など多くの応用技術開発が必要不可欠であり、さらに基盤技術の分野における大学、研究機関等の理論および技術の研究開発が強く求められています。
 私共は、このような認識に基づき、FAと産業用ロボットの技術に関する研究成果に対する表彰などを行うことにより、自動化に関する技術の向上を図り、機械および機械工場の自動化によって社会に貢献することを目的として、本財団を設立するものです。

  平成元年3月                    創設者     ファナック株式会社 名誉会長   稲葉 清右衛門  


財団沿革

平成元年(1989)3月
財団法人「高度自動化技術振興財団」設立、窪田 雅男 初代理事長に就任、       事務所を山梨県南都留郡忍野村に設置
平成元年(1989)
研究開発助成、研究業績表彰、国際会議渡航費支援、国際会議開催費支援を開始
平成11年(1999)11月
財団法人「ファナックFAロボット財団」に改称
平成12年(2000)4月
杉浦 賢 第2代理事長に就任
平成14年(2002)
事業を研究業績表彰に絞り、「論文賞」を創設
平成24年(2012)4月
財団法人「FA財団」に改称し、事務所を東京都新宿区に移転、               松野 建一 第3代理事長に就任
平成24年(2012)9月
事務所を東京都港区に移転
平成26年(2014)4月
財団法人から一般財団法人に移行