・目的
「FA」および「産業用ロボット」、ならびに「これらに関する技術」に関する研究開発の奨励およびその進展、人材の育成を促進することを目的とします。
・対象者
その内容が独創性に優れ、かつ工業的価値が高いと認められる論文の著者で、大学、公的研究機関、および企業の研究者または技術者を対象とします。
(学会およびその他の表彰制度により既に表彰を受けた論文も対象となります。)
・審査
本財団より、精密工学会、日本機械学会、日本ロボット学会、計測自動制御学会、電気学会、および平成27年度から追加された砥粒加工学会、プラスチック成形加工学会に、「FA」および「産業用ロボット」、ならびに「これらに関する技術」に関する優れた論文の推薦を依頼し、各学会より推薦された論文を本財団の審査委員会で審査し、選定します。(従って、表彰候補論文は、これらの学会の論文集に掲載された論文となり、公募はいたしません。)
・2023年度「論文賞」が決定し、表彰式が開催されました。
本財団の依頼により7学会から推薦された17件の論文について、審査委員による事前の書面審査と2023年9月22日に開催された全員出席による審査委員会での公平かつ厳正なる審査の結果、合計7件の候補論文が選定され、10月13日の第34回理事会で承認を得て下表の通り決定いたしました。
表彰式は2023年12月8日(金)の11時30分から、東京・霞が関の霞山会館で開催されました。
<2023年度「論文賞」受賞論文一覧>
番号 | 論文題名 (推薦学会・掲載誌) | 論文著者(発表時所属機関) 下線は著者代表 |
1 |
砥粒および工作物の弾塑性挙動を考慮した研削仕上げ面の予測 |
内田 元、山田 高三、三浦 浩一、 李 和樹(以上 日本大学) |
2 |
Design and precision tracking control of a high-bandwidth fast steering
mirror for laser beam machining (精密工学会・Precision Engineering, 73, 2022) |
Jianpeng Zhong、Rina Nishida Tadahiko Shinshi (Tokyo Institute of Technology) |
3 |
A new real-time trajectory generation method modifying trajectory based
on trajectory error and angular speed for high accuracy and short machining
time |
Kousuke Ishizaki、Eiji Shamoto (Graduate School of Eng.Nagoya Univ.) |
4 |
Explainable autonomous robots:a survey and perspective (日本ロボット学会・Advznced robotics,Vol.36, NOS.5-6, 2022) |
Tatsuya Sakai、Takayuki Nagai (Graduate School of Osaka Univ.) |
5 |
Evaluation of torque-dependent coupling characteristics and their influence
on the system vibration characteristics (日本機械学会・J.of Advanced Mechanical Design,Systems,and Manufacturing, Vol.15, No.5, 2021) |
Massimiliano、Ryuta Sato Keiichi Shirase(Kobe Univ.) Taichi Sasaki(Miki Pulley CO.,Ltd) |
6 |
棚搬送ロボットと受動型連結機構による複数棚の同時搬送システム |
若林 勇太(舞鶴工業高専) 衣川 潤(福島大学) 上岡 正也(トヨタ自動車(株)) 小菅 一弘(東北大学) |
7 |
半導体製造プロセスの出力推定値フィードバックによる圧力制御 (計測自動制御学会・計測自動制御学会論文集 Vol.58, No.9, 2022) |
瀧尻 興太郎((株)堀場エステック) 大須賀 公一、杉江 俊治 (以上 大阪大学大学院) |
2、1項に掲げるもののほか、本財団の目的を
達成するための事業
本財団設立時から平成13年度まで、
FAおよび産業用ロボットに関する研究開発、
海外で開催される国際会議へ出席するための渡航費、
日本で開催される国際会議の開催費用
について助成を行いました。
・事業実績
研究開発助成 165件
国際会議渡航費支援 184件
国際会議開催費支援 41件
・過去の「論文賞(含む特別賞)」一覧(平成14年度〜2023年度)はこちら(PDF)
・過去の「業績表彰」一覧(平成元年度〜平成13年度)はこちら(PDF)
・過去の「研究開発助成」一覧(平成元年度〜平成13年度)はこちら(PDF)